令和5年4月1日から、９価HPVワクチンが定期接種となりました。ヒトパピローマウイルス（HPV)感染を予防する９価HPVワクチンは、子宮頸がんの発生に関連するHPVのうち、現在定期接種で使用されている2価、4価HPVワクチンよりも多くの9種類の遺伝子型を標的としており、子宮頸がん及びその前がん病変の罹患率の減少、子宮頸がんの死亡率の減少が期待されるワクチンです。HPVの感染を防ぐことで、将来の子宮頸がんを予防できると期待されていますが、ワクチンで防げないHPV感染もあります。子宮頸がんを早期に発見し治療するため、20歳になったら、2年に1回は子宮頸がん検診を受けることが大切です。江別市では小学6年生から高校1年生相当の女の子、また、H9年4月2日～H18年4月1日生まれの女性の方がキャッチアップ接種として定期接種対象となっております（詳しくは江別市のHPをご参照下さい）過去にHPVワクチンを1回または2回接種後、長期中断されていた方は、接種をやり直すのではなく、残りの回数を接種します。HPVワクチンは原則同一種類のワクチンを接種することになっております。2価又は4価HPVワクチンで規定の回数の一部を完了し、9価HPVワクチンで残りの回数の接種を行う交互接種について、医師と被接種者等がよくご相談の上接種されることは差し支えありません。当院で接種ご希望の方は、診察時間内にお電話にてご予約を承っております。なお、HPVワクチンに関しての詳細は下記のリンク先をご参照ください。なお、キャッチアップ接種は2025年3月末で終了となります。キャッチアップ接種の方は計3回接種です。1回目を11月中旬までに接種開始しないと3回目が有料となりますのでご注意ください。
